
米国ETFのQQQってなんですかー?詳しく教えて下さい!
今回はこのような疑問に丁寧にお答えしていきます。
米国の超優良ETF「QQQ」の概要
米国ETFの「QQQ」は、ナスダック100指数に連動するETFで、ここ最近は過去最高値を更新し続けています。
正式名称は「インベスコQQQ信託シリーズ1」で、設定年は1999年です。
ちなみにナスダック100とは、アメリカ最大の新興企業向け株式市場(ナスダック)に上場した、時価総額の高い代表的な100社です。
その指数であるナスダック100指数は、特に近年は好調でS&P500を上回り、過去10年で7倍の成長を遂げています。


構成銘柄
これだけ好調な理由は、QQQの構成銘柄を見ればわかります。
上位構成銘柄は以下の通り(※2021年6月現在)


GAFAM(Google/Apple/Facebook/Amazon/Microsoft)を中心とする、ここ10年を牽引してきた企業が上位を占めていることがわかります。
またテスラ等の今後成長を牽引しそうな企業も上位にきており、今後AIや航空宇宙産業の分野が伸びれば、QQQも自然と伸びていくことが予想されます。
QQQのセクター比率で見ると、「情報技術」や「コミュニケーションサービス」分野が全体の約7割を占め、引き続きIT分野が伸びていけば、このQQQも過去最高値を更新し続けるでしょう。


(※2021年6月現在)
過去のトレンドが未来も続くとは言い切れませんが、今後もかなり高い確率で「IT」「AI」「航空宇宙」は長期的に伸び続けるのではないかと予想しています。そうなると「QQQ」は非常によい投資先になるでしょうね。
トータルリターン
次にトータルリターンですが、QQQの過去10年のリターンは、年率20.27%です。
年率20%という数字はかなりエグいですが、仮に10年前の2011年から月5万円をQQQに積み立てていた場合、どうなるでしょう?
結果が以下です。元本600万円に対して、値上がり益が約1280万円で、合計約1880万円になっていました!


ちなみに20年チャートで見ても、ITバブル崩壊やリーマンショックによる暴落で低迷する期間もありましたが、最終的にはS&P500を引き離す結果になっています(20年リターン年率約11%)


配当利回り
配当利回りは、1%未満とかなり低い数字になっています。


そもそもQQQは配当金を狙いにいく投資ではないので、あまり配当利回りは気にしなくていいかと思います。
経費率
経費率は0.20%/年です。
ただしQQQの場合、取引手数料や為替手数料も別途かかってきます。
- 取引手数料:0.459% (ETFを購入・売却時にかかるコスト)
- 為替手数料:1ドル2~4銭(SBI証券の場合)
楽天証券だと為替手数料で1ドル25銭もかかってしまうので、もし購入するのならSBI証券の方がいいかもですね。
ちなみにQQQと同じナスダック100に連動する投資信託として、「iFreeNEXT NASDAQ100」という商品がありますが、取引コストの違いがこちら。


トータルコストで見るとQQQもiFreeNEXT NASDAQ100もそんなに変わりはありませんが、保有コストはQQQの方が安いので、長く持ち続けるのであればQQQの方が良いかもしれません。
まとめ
以下QQQのまとめです。


かなり優良なETFであることは間違いないので、S&P500のサブとして持っておくのはかなりオススメですね。
QQQはこのコロナを契機として、今後もより伸びていくことが予想されます
(実際外出制限によって、ZoomやAmazon等のITサービスにより頼らざるを得ない状況になりましたよね)
QQQはETF商品ですが、SBI証券であればETFの積立が可能なので、もし購入方法等でわからないことがあれば以下の記事を読んでみてください(※ちなみに楽天証券だとETF積立ができない)


ということで、今回は以上です。