サイドFIREとは?
サイドFIREとは、生活費の半分を労働収入、もう半分を不労所得で賄う、早期リタイアの考え方です。
そもそもFIREというのは、「Financial Independence (経済的自立), Retire Early(早期退職)」の略で、現在欧米を中心にFIREムーブメントとして、盛り上がりを見せています。
芸人の厚切りジェイソンさんは、「FIREの民」として有名ですね。
サイドFIREで必要な準備資金

お、なんか早期リタイアに希望が持ててきたな!
でもサイドFIREにはいくら必要なの?
まずFIREには、生活費の25年分の資金を貯める必要があると言われています。
これが、生活費別のFIREに必要な資金ですね。


つまりサイドFIREは、この資金の半分。
例えば、月の生活費が25万円の場合は、7500万円の半分の3750万円がサイドFIREに必要な資金になってくる訳ですね。
7500万円だとなんか絶望的な金額ですが、3750万円だと何か頑張れそうな気がするのは気のせいでしょうか?
もちろん支出コントロールをして、月の生活費をより抑えられれば、サイドFIREに必要な資金はもっと少なくなります。支出コントロールの重要性については、こちらの記事で解説しています。


サイドFIREについて、もう少し詳しくシミュレーションした記事は、こちらにあります。
興味のある方は読んでみて下さい。






サイドFIREの魅力【僕が思う3つの魅力】
僕が思うにサイドFIREには、3つの魅力があります。それぞれ解説します。
魅力1:完全なFIREよりも早くに目標到達できる
先ほども少し触れましたが、サイドFIREはFIREよりも早くに早期リタイアを実現できます。
完全なリタイアとまではいきませんが、月の半分を不労所得で賄えるだけで、普通のサラリーマンにとっては十分夢のあるプランだと思います。
例えば生活費25万円、資産総額7500万円の完全FIREを目指す場合。
以下の条件でシミュレーションすると、26年かかります。
・毎月の積立額:10万円
・リターン:年利6%
・投資商品:米国S&P500に連動する投資信託


しかしサイドFIREだと、目標金額が半分(3750万円)になるので以下の通り。


17年8ヶ月でサイドFIREが実現です!
例えば今30歳であれば、47歳でリタイアが可能ということになります。



自分は早期リタイアなんて無理!
と考えていた人にとっては、目からウロコなのではないでしょうか?
魅力2:ほどよい労働が人生にいい刺激をもたらす



サイドFIREはリタイア後も働き続けないといけないのか・・。
自分は完全に働かない人生が良いんだよなあ。
こう思う人もいると思いますが、たぶんその生活は飽きますよ。
・コロナ前は出社が嫌だったけど、長い在宅期間でむしろ出社したくなった
・何もしていない暇な時間がとにかく苦痛
上記に少しでも当てはまる人は、完全に働かない人生はたぶん苦痛になりますよ。
僕は2つとも当てはまるので、たぶん完全に働かない生活は苦痛になるタイプです。
仕事による過度なプレッシャーや長時間労働は、身体に悪影響を及ぼしますが、適度な労働というのは、自分の承認欲求を高めてくれて、身体にも心にもいい刺激を与えてくれます。
労働は全てが悪ではありません。
魅力3:会社から生殺与奪権を握られずに済む
会社に過度に依存し、生殺与奪権を会社に握られている状態は危険です。
・過度なプレッシャーがかかる仕事
・ブラックすぎる長時間労働
・つまらない仕事
・嫌な人間関係
上記で悩んでいるのに、生活のために会社を辞められない状態が、まさに生殺与奪権を会社に握られている状態ですね。
しかしサイドFIREを達成していれば、生活費の半分だけを労働所得で賄えばいいだけなので、上記が嫌なら辞められる選択を下せる訳です。最悪生活費を賄うことができたら、バイトでもOKという感じですね。
この精神的余裕を生んでくれることが、一番のサイドFIREの魅力だと個人的には思っています(しかも一般サラリーマンでも実現可能)
自分の周りで会社に生殺与奪権を握られている人を見るたびに、



あの人、会社に生殺与奪の権を握られてる〜鬼滅かよ!
と思いながら、サイドFIREの早期実現を望む日々を送っています(バカにしているわけではない)
最後に
僕自身はサイドFIREという考え方に出会えて、かなり精神的な余裕が生まれました。
というのも、僕も過去は毎日残業続きで、人間関係も最悪、仕事のプレッシャーも半端なくて、人生に絶望していたので。
その時に、
やりたい時にやりたいことができて、やりたくない時にやりたくないことを辞められる人生って最高だな〜
と思い、たまたま本屋で出会ったのが以下の本です。
もし過去の自分のように「自分が今縛られる人生を生きていて、自由になれる方法を追い求めている!」という人は、FIREという考え方やその具体的な達成方法を学ぶいい機会になると思うので、ぜひ一度読んでみてください。