現在加入する医療保険の見直しをしてみた【結論:医療保険は要らない】

こんにちは、ぺいさんです。
今回は現在加入する医療保険の補償内容を見直してみたので、それを記事にしました。

目次

現在加入する保険の補償内容

結論、現在加入する医療保険は要らないという結論に達しました。

以下が現在加入する医療保険の補償内容です。
毎月3000円の掛け捨て保険になります。

  • 入院
  • 休業補償給付金
  • 通院給付金(ケガのみ)
  • 災害死亡給付金
  • 後遺障害給付金
  • 手術給付金
  • 先進医療費用給付金
  • がん退院給付金
  • 救護者費用給付金  

順にどう僕が判断したのかを解説します。

入院

まず入院に関しては、ガンで入院した場合は、1日あたり10,000円、ガン以外の入院の場合は1日あたり5,000円が支払われます。

まずガンの罹患率はいくらかということから。

仮に現在の年齢が20歳で20年後の40歳になった時、ガンの罹患率は男性で0.9%、女性で2.0%です。

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「最新がん統計」

この数%のガン罹患リスクのために、毎月3000円の掛け捨て保険に入ることが果たしてコスパが良いのか?と言われれば、答えはノーです。

かつ、いずれの病気・ケガでも入院にかかるベット代は医療費込の値段です。

高額療養費制度を活用すれば、医療費自己負担の上限額は月額約8万円になるので、毎月3000円の保険代を貯蓄に回して、自分で医療費を貯めたほうがよっぽどコスパが良いと思われます。

ちなみに入院期間の平均日数は、29.3日らしいです。
要は8万円貯めておいたら、ある程度の病気や事故の入院費用+医療費は賄えるということです。

休業補償給付金

休業をしてしまったら、給料が一切途絶えると思いがちですが、実はそんなことありません。

業務(通勤含む)による怪我や病気の場合は、労災保険の休業補償給付によって、月給の約8割が働ける状態に治るまで支給されます。

また業務ではない怪我や病気の場合でも、健康保険の傷病手当金によって、月給の約6割が最長1年6ヶ月間支払われます。

上記の公的保険の給付金+保険に入る金額分を貯蓄に回せして備えれば、わざわざ保険に入らなくても良いのではないでしょうか?

通院給付金(ケガのみ)

先ほどもお伝えしたとおり、月の上限を超える金額に関しては、「高額療養費制度」が活用できます。

高額療養費制度+貯蓄で十分にカバーできる部分だと思います。

災害死亡給付金

この災害死亡給付金を目的に保険に加入するのであれば、この保険に入会するのはベストではありませんね。

災害死亡の給付がもっと出る保険はいくつもあると思います。

僕は、保険にかける資金+給与を最大限投資に回せば、200万円を遥かに超える資産を築くことが可能だと考えます。

なので、「自分が死んだ時に家族に資産を残したい」のであれば、投資で資産拡大して家族に遺産を残す形の方が良いと思われます。

後遺障害給付金

もし大きな事故で障害が残ってしまった場合は、障害年金の給付があります。

障害が残った場合、一時金が最大200万円では、はした金にもならないと思います。

事故による障害リスクや就業不能リスクに備えるのであれば、投資による資産形成+公的制度である障害年金の活用が一番ベストな選択だと考えます。

手術給付金

手術費用に関しても、医療費の総額に含まれる費用になります。

なので、健康保険に加入していれば総額の3割負担で済みますし、3割負担が毎月の上限約8万円を超える場合には、高額療養費制度が活用できます。

「万が一の病気や事故で、手術代の費用が高額だったらどうしよう・・」なんて過度に恐れる必要はありません。

貯蓄+公的保険制度で十分備えられます。

先進医療費用給付金

先進医療というのは、高度な医療技術を用いた治療法や技術、その他療養のうち、公的医療保険の対象になっていない医療を指します。

つまり先進医療に関しては、医療費は全額負担になります。

こう思う人もいるでしょう。

医療費が全額負担ってことは、かなりの金額を負担しないといけなくなる!?
これこそ万が一のために備えないといけないのでは?

ということでまず、先進医療の実績件数の多い上位5つの平均施術金額を見てみましょう。

出典:厚生労働省 令和元年6月30日時点における先進医療Aに係る費用

がん治療である「陽子線治療」「重粒子線治療」以外の先進医療施術は、平均金額が100万円を下回っており、想像以上に高くないことがわかります。

次にがん治療の「陽子線治療」「重粒子線治療」の1年間の実績件数と、治療実施確率を見てみましょう。

出典:厚生労働省 令和元年6月30日時点における先進医療Aに係る費用

治療実施確率は、1年間のがん罹患者数である977,393例から、それぞれの実施件数を割ったものです。

表からも分かる通り、仮にがんに罹ったとしても、がんの先進医療技術を受ける割合は極めて低いことがわかります。

①そもそも先進医療技術を受ける可能性が低いこと、②先進医療技術を受けたとしても、数十万円〜数百万円単位の治療費で収まるということから、先進医療の保険についても同様に入らなくてはいいのでは、と判断できます。

仮に万が一先進医療技術を受けることになった時のために、払っている民間の医療保険分を貯蓄に回して将来に備える方が、よっぽど賢い選択だと僕は思います。

がん退院給付金

このがん退院給付金のために、保険に入るのは「・・・?」って感じですね。

まあ貰えれば嬉しいけど?レベルだと思います。

救護者費用給付金

救護者費用というのは、搭乗していた飛行機や船舶が行方不明・遭難した時の捜索救助費用などに対する給付金のことです。

米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査によれば、航空機事故で死亡する確率は0.0009%と言われているので、この給付金もほとんどの確率でもらうことはないでしょう。

なのでこの給付金のために、保険に入る必要もないと思います。

海外旅行に多く行く人向け

これに関連して、もし飛行機や船を利用して「海外」へ旅行する機会の多い人は、海外旅行保険が「自動付帯」している年会費無料のクレジットカードを持つことで全くお金をかけずに民間保険に入ることができます。

海外旅行保険付きのクレジットカードには、「自動付帯」と「利用付帯」があり、「自動付帯」のカードを持つことで、カードを持っているだけで保険が適用されるようになります。

(ちなみに「利用付帯」はカードを”利用”することで保険が適用されます。)

それがエポスカードです。
エポスカードは、海外旅行保険が「自動付帯」している年会費永年無料のクレジットカードです。

以下の補償がカードを持つだけで適用されます。

  • 傷害死亡:最高500万円
  • 後遺障害:最高200万円
  • 傷害治療費用:最高200万円(1事故の限度額)
  • 疾病治療費用:最高270万円(1疾病の限度額)
  • 賠償責任(免責なし):最高2,000万円(1事故の限度額)
  • 携行品損害免責:最高20万円(1旅行・保険期間中の限度額)
  • 救護者費用:最高100万円(1旅行・保険期間中の限度額)

海外で体調不良・病気に罹った時は「疾病治療費用」、ケガをした時は「傷害治療費用」が適用できます。

海外旅行に行くことが多い人は、年会費無料なので持っておいても良いカードだと思います。

最後に

上記を鑑みて、改めて現在加入しているこの医療保険は要らないという結論に達しました。

なぜか今年5月まで待たないと解約ができないみたいなので、それを待って解約したいと思います。

保険選びにおいて大事なことは、補償内容に対して自分で要否が判別できるようになることだと考えます。

思考停止で保険に加入していては、毎月の大切な給料から保険代を垂れ流し一向に資産拡大はできません。

引き続き自身で保険の勉強を行って、自分の資産は自分で守れるように努めていきたいと思います。

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この記事を書いた人

関関同立▶日系大手メーカーに就職。
30代の内に金融資産3750万円を築いて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円で生活する「サイドFIRE」を目指して、日々奮闘中です。

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