就活で「求める人物像」が超重要な理由【知ってるだけで就活を有利に進められます】

目次

自己PRで「求める人物像」が超重要な理由

今回は私が務める大手メーカーの採用責任者から聞いた「求める人物像」の重要性について解説をします。

正直「求める人物像」は超重要です。

なぜなら採用基準は「求める人物像」を元に設計していることが多いからです。

「求める人物像」を元に採用基準を設計

具体的にはこんな感じ。
私が勤める会社の採用責任者から聞いた話です。

求める人物像を設定する

設定した求める人物像に基づいて質問を決定

決められた質問を応募者全員に公平に聞く

全回答を分析して、求める人物像に近い応募者から引き抜き

実はこれ「構造化面接」と言われる面接手法です。
Googleがこの手法を取り入れていることでも有名です。

構造化面接が取り入れられる理由

そもそも採用は「面接官による評価のバラツキ」が大きな課題で、よくミスマッチが起こります。

しかしこの「構造化面接」では、評価のズレが起きないよう「求める人物像」から逆算して採用基準・質問項目を徹底的に平準化していきます。

そうすることで面接官による評価のバラツキがなくなり、採用のミスマッチを劇的に減らすことができます。
これは実際のデータでも証明がされています。

最近では、多くの企業で「構造化面接」を採用しています。

なので、就活生側は逆張りして、自己PRに限らず面接の各質問から「求める人物像」を意識した回答をする必要があります。

これは選考を通過する上で超重要なことです。

求める人物像が建前化していることへの疑問

求める人物像が建前化していることへの疑問

とはいえ就活をしてたらこう思いませんか?

求める人物像ってよく聞くけど、結局建前化してない?

結論、そんなことないですよ。

就活生1人採るのに、100万円以上がかけられている訳です。
内定を出すには、上の偉い人の決裁も必要です。

そんな重要な意思決定に、最初に定義した「求める人物像」をフル無視して、「なんとなく良さそう」で決めていると思えますかね。

とにかく人手が足りない中小企業ならまだしも、そこそこ規模のある会社ではありえません。必ず合理的な理由を持って採用します。

その合理的な理由こそが、最初に設定した「求める人物像に合致する」ということなのです。

「求める人物像」から考えるESの書き方

では次の話が「求める人物像」からどうESを作っていくかということです。結論、以下3ステップで作れると思います。

STEP1: 企業HPから「求める人物像」を確認
STEP2: 自身の強みを振り返る
STEP3: 「自身の強み」と「求める人物像」をマッチさせて自己PRを書く

それぞれ解説します。

STEP1: 企業HPから「求める人物像」を確認

まず企業のHPを確認します。
「〇〇(企業名)求める人物像」と打つと、だいたい企業が求める人物像がわかったりします。

ここではトヨタの例をみましょう。
>>トヨタの採用ホームページ

トヨタでは以下が求める人物像だというのがわかります。

  • チャレンジできる人
  • 改善できる人
  • 現地現物を大切にできる人
  • 尊重できる人(相手の考えを理解し異なる意見にも謙虚に耳を傾けることができる)
  • チームワークを大切にできる人

トヨタのHPでは以上5つの要素がなぜ大切なのかも、詳しく書かれています。

なぜその企業は求める人物像を〇〇と設定しているかという「背景理解」が実は最も重要でして、これができていないと上っ面の対策になります。

STEP2: 自身の強みを振り返る

そして次が自身の強みを振り返るということです。
自身の強みを振り返るには、「過去を思い返す作業」しかありません。

自己分析ってこと?どうやって自己分析をしたらいいかがわからない・・・。

自己分析のやり方については、また後ほど詳しく記事にしたいと思います。

STEP3: 「自身の強み」と「求める人物像」をマッチさせてESを書く

そして最後が「自身の強み」と「求める人物像」をマッチさせてESを書くということです。

例えば先ほどのトヨタの例でいくと、トヨタは以下の価値観を大切にしていると書かれています。

「トヨタで働く人の『チャレンジ』とは、まずは、「それはなんのためか」を自分自身で考え抜き、その上で、あえて実現は厳しいと思えるほどの高い目標を自らに課すことから始まります。そうした高い目標を掲げる一方で、現実を直視し、自分のおかれた状況、つまり『身の丈』をしっかりと知り、目標と『身の丈』のギャップを、弛まぬ努力と工夫で、一歩一歩、埋めていくことこそがトヨタにおけるチャレンジなのです。」

https://toyota-saiyo.com/about/toyotaway.html

これを自分の強みとマッチして書くと、例えば以下のような感じになります。
上のトヨタの価値観をところどころ、ESの自己PR文に活かしてみました。

求める人物像を意識した自己PR文

私の強みはチームのために今自分が何をすべきかを考え、主体的に行動できることです。
私は高校時代に硬式野球部に所属していました。しかし、技術が及ばずなかなか試合に出場することができませんでした。
ただ入部した以上チームで甲子園に出場することを目標に日々取り組んできたため、私はチームのためにサポート役に周りました。
チームのサポート役としては私は、よりチーム力が向上するために練習試合で出た課題を元に練習メニューを作成し、その練習サポートに積極的に買うようにしました。その結果最後の大会では、甲子園出場は叶いませんでしたが県ベスト4まで勝ち残ることができました。
貴社の仕事でも、チームで成果を残すために自ら「何ができるか?」を日々自分に問いながら、主体的に行動することで貢献をしていきたいです。

よくある疑問

最後に1つ皆さんが抱く疑問も解決しておきます。
よくこういう声を聞きます。

うーん、自分は本当に平凡な人生しか送ってきてないな・・。

特にチャレンジしたこともないし、主体性を発揮したこともないし。全然企業が求める人物像にもマッチしないし、就活なんて無理ゲーでしょ。

この気持ちは自分もよくわかります。
ではあえて「強み」の捉え方を変えてみるのはどうでしょうか?

以下Tweetを見てください。

弱みも言い方によっては強みに変えられます。
実績はなくても、以下に沿ってESを作っていきましょう。

弱みから「自分」を探る→弱みを強みに変換する→細かく過去を振り返り→ポイントに沿ってESを書く

パチスロだって強みになる

趣味のパチスロをアピールする人だっています。

要は捉え方次第で、自分のPRはどうにでもなります。
色々な角度から自分を見つめて、企業にアピールできるポイントを考えてみましょう。

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この記事を書いた人

関関同立▶日系大手メーカーに就職。
30代の内に金融資産3750万円を築いて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円で生活する「サイドFIRE」を目指して、日々奮闘中です。

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