人間関係で辛くなることってないですか?
僕は人間関係で辛くなることがしょっちゅうあるのですが、「課題の分離」という言葉を知ってから、人間関係の悩みが少し和らいだ気がします。
「課題の分離」とは?
課題の分離とは、自分の課題と他人の課題を分けて、自分は自分の課題に集中し、他人には自分の課題に踏み込ませないことを言います。
ちなみにここの「課題」というのは、人間関係のみならず、生きる上で起こる、ありとあらゆる自分自身の「タスク」を指しています。
この課題の分離において重要なのは、今目の前にある「タスク」は
・誰が最終的な責任を負うのか?
・誰が最終的な結論を出すのか?
を考え、タスクの線引きをするということです。
例えば僕が営業成績で伸び悩み、そのことで上司から毎日怒られて悩んでいるとしましょう。
そのときに、上司の機嫌や評価に自分を左右されてはいけません。
なぜなら上司が怒るか怒らないかは、上司の「タスク」であり、僕の「タスク」ではないからです。
僕がやるべきなのは、営業成績を伸ばすこと、もっと言えば、営業成績を伸ばすためにテレアポをしたり、営業トークを創意工夫することなのです。

課題を分離することのメリット
課題を分離することには大きなメリットがあります。
それが、他者の機嫌や評価から脱する人生を生きれるということ。
よく他者に褒められることを第一義として生きている人が多いですが、そのような人生は辛いものです。

Aさんに嫌われたらどうしよう・・。どうしたらAさんに嫌われないで済むかな??



インスタのいいね数が、前回の投稿よりも減った・・。自分の投稿には価値がないのかな・・。
特にSNSが発達している現在は、より他者からの評価に敏感にならざらるを得ません。
ただ、他者からの承認欲求に支配された人生=他者の人生を生きることと同義です。
こんな時代だからこそ、あえて他者から承認欲求を捨て、自分のコントロールできることに集中できるようになることで、より自分らしい人生を歩むことができると、僕は思っています。
僕の経験談
僕は社会人1年目に、人間関係で大きく悩みました。
僕の教育係を担当してくれた指導者との折り合いが悪く、事あるごとに怒られてばかりで、メンタルはボロボロでした。
たぶん以下の「1. 身体的な攻撃」と「6. 個の侵害」以外のパワハラは日常的に行われている感じでしたね。


でも「課題の分離」という言葉を知ってから、自身の考え方を変えてみました。
・指導者からの暴言をどう自分が受け止めるかは、自分の「タスク」
・指導者の指示を受け流すかどうかを決めるのも、自分の「タスク」
・自分のいまやるべき仕事に集中して取り組むのも、自分の「タスク」
・今の自分の仕事ぶりをどう評価しどう機嫌を変えるかは、指導者の「タスク」
1つ1つのアクションを、「これは自分のタスク?指導者のタスク?」を考えて取り組むことで、指導者に振り回されることがなくなりました。そして自然と指導者との人間関係で悩まなくなりました。
「自分のできることに集中しよう」と割り切れたのです。
投資にも通じる「課題の分離」
この「課題の分離」は、投資にも通じる部分があると考えています。
投資成績は良くも悪くも相場に影響されるので、自分でコントロールできない部分が大きいです。
その際に、相場に流されるのではなく、当初に立てた自身の投資方針に沿って、自分のコントロールできるところに注力する(例:毎月コツコツ積み立てる)ことが、後の大きな利益に繋がると考えています。
・投資における目標・目的を常々振り返る
・現状に対しての「自身の課題」を見つめ直す
・周りに惑わされない(特にSNSやYouTubeは惑わす情報も多いので)
僕自身は上記を意識しながら、コツコツ自分のペースで取り組んでいこうかなと思います。
もし「課題の分離」について興味をもってくれる方がいましたら、ぜひ「嫌われる勇気」を読んでみてください。(数年前のベストセラー本です。確実に僕の人生を変えてくれました。)