結論:相場を読まずにすぐに積み立て購入
上記の通りです。
できる限り早い内に始めて、積立でコツコツやるのが良いと思います。
相場を読むのは不可能
たぶん積立投資を行う時に悩むのが、「いつが底になるのか?」ということです。
タイミングよく買いたいですもんね。人間の当然の心理です。
でも、相場を読むなんてほぼほぼ無理ゲーですし、いつが底だったのかなんてのは、時間が過ぎてみないとわからないです。
アメリカの株価は長期的に見ると以下のように、紆余曲折ありながらも、値上がりを続けています。

もし今後も自分の中で、株価が右肩上がりのグラフを描くことを信じるのであれば、相場を待って買うことに何の得もないことはわかると思います。
ドルコスト平均法という考え方
またドルコスト平均法という考え方があります。
ドルコスト平均法とは、一定額ずつ分けて株を購入することで、価格が高い時に少なく、低い時に多く購入し、平均購入単価を抑える投資手法です。
以下グラフを見てみましょう。

一定口数で毎月積立購入すると、平均購入単価は10,000円になりますが、一定金額で毎月積立購入すると、価格の安いところではより多くの口数を購入し、価格の高いところではより少ない口数の購入になるので、平均購入単価は8,531円に抑えられていることがわかります。
要するにドルコスト平均法によって、価格変動リスクを時間で分散することできるということです。
またドルコスト平均法による毎月積立で、チャートの底でも確実に購入することが可能なので、「いつが底になるんだろう?」と悩む必要もなくなります。
毎月の積立設定で、相場に一喜一憂しなくて済む
あと、積立投資は心理的な負担の軽減にも繋がります。
一括投資の経験がある人はわかると思いますが、一括で購入して、その後に株価が下がり続けると心理的な負担が大きくなります。
また「いつ買おう・・いつ買おう・・」と悩み続けるのも、しんどいです。
でも毎月の自動積立設定をしておけば、「購入判断」という作業が排除されるので、心理的な負担がなくなります。
一括投資は安い価格で大量の口数を購入できれば、利益は大きくなりますが、いかんせん購入タイミングが難しいです。
まずは積立投資による投資を始めてみて、慣れてきたと感じてきたら、暴落時に相場を見ながら一括投資もやってみる、というスタイルがいいかなと思います。
コツコツ毎月積み立てが大事
積立投資は、毎月コツコツと長期に渡って積立をしていくことが大事です。

仮に毎月3万円を20年間積み立てていけば、年利5%で約1200万円になります。貯金だと約700万円なので、コツコツ積み立てるだけで約500万円ものリターンを得られる可能性が十分にあります。
一番ダメなのは、暴落が来た時に狼狽売りして、資産を減らすことです。
暴落が来た時はむしろ口数をたくさん買えるチャンスだと思って、根気強く「継続」していくことが資産形成に繋がっていきます。
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根気強く「継続」して投資をするためには、投資の目的・ゴール設定が重要です。

僕が毎月の積み立てを行う、投資信託について書いた記事です。

僕が米国株投資をやる理由です。
