FIRE後配当金生活するためにはいくら必要か?

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FIRE後配当金生活するためにはいくら必要か?

FIRE後配当金生活をしたい人にとって、いくらの資産が必要になるのかは、とても気になるところでしょう。
なので、以下のような表を作ってみました。

毎月の生活費から見る配当金生活に必要な資産

※ 縦軸が毎月の生活費、横軸が税引き後の年間配当利回り

では配当利回り別で、どのような商品を選べば良いのか見ていきましょう。

配当利回り別商品の選び方

税引き後2%

税引き後2%の配当利回りが期待できる商品は、米国高配当ETFである「VYM」や「HDV」です。
以下、商品の詳細です。

それぞれ、税引前の配当利回りだと3%前後を期待できますが、配当金に対して20〜28%が税金として持っていかれるので、税引き後だと、配当利回りは2%台になります。

米国高配当ETFであれば、「VYM」が長期的な保有にオススメです。

10年連続で増配中であり、かつ値上がり益もしっかり享受することができます。
増配の力で、受け取れる配当金を複利的に増やせます。

詳細は以下の記事でも解説をしています。

増配の重要性はこちらで解説しています。

HDVの解説記事です。

税引き後3%

税引き後3%の配当利回りが期待できる商品は、同じく米国高配当ETFである「SPYD」や「PFF」です。
以下、商品の詳細です。

それぞれ税引前だと4%前後の利回りが期待できます。

SPYDは米国ETFの中でも高い配当利回りと、S&P500に近似したチャートの動きが特徴のETFです
SPYDについては、以下で詳しく解説をしています。

PFFは、安定した値動きでリスクを取らずに高利回りを叩き出す商品として、人気があります。
しかし、ここ10年はずっと減配傾向にあり、僕は買いません。

PFFについては、こちらで解説をしています。

※米国ETFでポートフォリオを組む場合

ちなみに米国ETFだけでポートフォリオを組む場合、僕だとこんな感じにします。
合計1500万円でこのポートフォリオを組むと、大体月3万円の配当金が得られます。

※安定を重視して、完全に独断と偏見で組みましたので、参考程度に留めてください・・。

税引き後4〜5%

税引き後4〜5%を期待できる商品は、高配当の個別株ですね。
例えば以下のような商品です。

エクソンモービル(XOM)
7.2%

ウェルズ・ファーゴ(WFC)
7.1%

AT&T(T)
6.7%

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・(BTI)
6.6%

フィリップ・モリス(PM)
6.2%

じゃあ米国ETFなんか買わず、自分で高配当の個別株を買えばいいじゃん!!

実はそんな簡単な話でもないんです・・。

利回りの高い銘柄ばかりを選定してしまうと、業界セクターで見た時に分散が甘くなってしまいます
とはいえ業界セクター別にバランス良く分散させようと、銘柄数を増やしていくと、利回りのパフォーマンスが落ちます。

また個別株は慎重に銘柄選定をしないと、減配や配当停止リスクなんかもあります。

なので素人の場合は、多少の利回りが落ちたとしても、おとなしく投資のプロがポートフォリオを組む「米国ETF」を買っておくのが良いと思います。アメリカのETF商品は経費コストも安く、かなり優秀です。

またETFであれば、銘柄入れ替えなどもプロがやってくれるし、日々コツコツ運用するのが面倒くさい人にはうってつけですね。

最後に

ここまで配当利回りが得られる商品の話をしてきましたが、個人的には「インデックス投資の資産取り崩し+高配当株投資による配当金生活」の組み合わせが最強だと思います。

以下のようなメリットがあります。

  1. 高配当投資による配当金で、インデックス投資の資産取り崩し率を低く抑えることができる
    →結果、インデックス投資で積み立てた資産をより長持ちさせられる

  2. インデックス投資をやっているので、高配当株投資で高い利回りを追い求めなくていい
    →結果、高配当株投資によるリスク(減配・配当停止リスク)低減に繋がる

両方の投資のいいとこ取りができて、非常にいいやり方だと思います。
詳細は以下についても述べています。

高配当株投資に興味のある人は

高配当株投資を始める場合は、以下2つのネット証券がオススメです。

楽天証券は楽天ユーザーにオススメしたい証券口座です。
色々な楽天サービスを組み合わせることで、効率的にポイント稼ぎができます。

SBI証券は米国ETFを定期的に積み立てていきたい人にオススメです。
米国ETFを購入するための為替手数料は最安です。

楽天証券SBI証券の比較記事も書いているので、参考までにどうぞ。

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この記事を書いた人

関関同立▶日系大手メーカーに就職。
30代の内に金融資産3750万円を築いて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円で生活する「サイドFIRE」を目指して、日々奮闘中です。

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