
インデックス投資を始めたけど、高配当株投資も良いって聞いたぞ。
この際、両方やりたいけど、それってどうなの?
結論として、両方やるのは全然賛成です。
僕も両方やる予定ですが、今はインデックス投資のみです。
僕の場合は、インデックス投資の月の目標積立金額を達成後に、インデックス投資をメインにしつつ、余りの余剰資金を高配当株投資に回すイメージで考えています。
今回は、なぜインデックス投資と高配当株投資の両刀使いはアリなのか、そのメリットを解説していきます。
インデックス投資と高配当株投資を両方やるメリット
インデックス投資と高配当株投資を両方やるメリットは、大きく3つがあります。
- インデックス投資で資産拡大スピードを早められる
- 高配当株投資でキャッシュフローを育てて心理的負担を減らす
- 両方持つことでリスク分散できる
メリット1:インデックス投資で資産拡大スピードを早められる
インデックス投資は最強の投資法です。
特にアメリカのS&P500に連動するインデックスファンドに投資をすれば、長い目で確実に資産を拡大させることができます。
下記はS&P500の長期チャートです。暴落相場がありながらも、右肩上がりで成長していることがわかります。


そして高配当株投資と比べても、インデックス投資は資産拡大に向いています。
S&P500に連動するインデックスファンド(VOO)と、米国高配当ETFの3商品(VYM・HDV・SPYD)との5年チャート比較です。


トータルリターンは、S&P500に連動するインデックスファンド(VOO)が圧勝です。
またインデックス投資には配当課税が課さません。
なので、高配当株投資よりもインデックス投資の方が投資効率がよく、その分、資産拡大のスピードを早めることが可能です。
メリット2:高配当株投資でキャッシュフローを育てて心理的負担を減らす



じゃあインデックス投資一択じゃん!高配当株投資なんてやらなくていい!
こういう意見もありますが、僕はそう思いません。
インデックス投資は確かに資産拡大をするにはオススメの投資法ですが、引退時には資産を取り崩さないといけません。
その際に果たして心理的抵抗なく、取り崩すことができるでしょうか?(特に暴落時)
もちろんインデックス資産の取り崩しルール(4%ルール)は存在するものの、おそらく多くの人は暴落相場で資産が目減りしていくのを目にしながら、なおも自ら資産を取り崩さないといけないことに躊躇いを持つでしょう。
一方高配当株投資の場合、配当というキャッシュが毎月銀行口座に振り込まれてくるので、暴落時でも資産を取り崩す恐怖に怯える必要はなくなります。
またインデックス投資と高配当株投資を組み合わせた投資を行うことで、高配当株投資によるキャッシュを得られるので、インデックス資産の取り崩し率を減らすことができます。
仮にインデックス資産の取り崩し率を毎年3%にすれば、30年後に資産が枯渇しない確率は100%であると結論づける研究結果もあります。
なので、高配当株投資で配当金を得て、貯めたインデックス資産の取り崩し率を極力減らし、心理的負担を減らすことが、インデックス投資とあわせて高配当株投資をやる、大きな理由と成り得るでしょう。
メリット3:リスク分散にもなる
また個人的には、インデックスで積み立てた資産と高配当株で積み立てた資産の両方を持つことは、リスク分散になると考えています。
S&P500などのインデックスファンドは、株価の高いハイテクグロース銘柄(Apple、Amazon等)の比重が高いです。
一方、高配当の銘柄は、そのほとんどがオールドエコノミーと呼ばれる航空・エネルギー・日用品の老舗企業です。
全く銘柄の性質が違います。
なので、S&P500が好調であるのに対して、高配当株銘柄は不調。
逆にS&P500は不調であるのに対して、高配当株銘柄は好調というようなことが度々起きます。
最近だとコロナワクチンの開発が進んだことで、ハイテクグロース株が値を下げて、アフターコロナによる航空・エネルギー・生活必需品などの需要期待からオールドエコノミーの株価が大きく値を伸ばしました。
実際、株価の高い高リスク資産(ハイテクグロース株)から、株価の低い低リスク資産(オールドエコノミー株)に多くの資金が動きました。
しかしもし両方の資産を持っていれば、このような相場下落にも対応でき、リスク幅を抑えることができます。
最後に
投資は、自分の性格であったり、自分のゴールにあった手法を見つけてやるのをオススメします。



資産拡大だけを狙っていきたい!暴落時に資産を取り崩すことも心理的なハードルにはならない!
こういう人はインデックス投資一択で良いと思いますし、



目に見えてキャッシュフローが増えていく実感を持てることが、資産が増えていくよりも重要!
多少資産拡大のペースは遅くても、相場に振り回されない方がいい。
こういう人は高配当株投資の方が向いています。
インデックス投資と高配当株投資のメリット・デメリットを比較しながら、ぜひ自分に合った投資手法を見つけてみてください。以下にインデックス投資(S&P500)と、高配当株投資の関連記事を掲載しておきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。





