S&P500積立投資or一括投資どちらがいい?【両方やるのが最強】

S&P500の投資信託を購入する時の、疑問として一番多いのが、

つみたて投資をするのか?一括投資をするのか?どっちがいい?

ということですよね。

僕はつみたて投資と一括投資を両方やるのが、最強なんじゃないかなと思っています。
今回は、以前視聴した「投資塾さん」の以下の動画内容を、わかりやすくまとめてみました。ほぼ自分用です。

投資塾さんの動画一覧
目次

つみたて投資は「ドルコスト平均法」で積み立てる

つみたて投資については、「ドルコスト平均法」で積み立てていきます。

ドルコスト平均法は、一定額ずつ期間を分けて株を購入することで、価格が高い時に少なく、安い時に多く購入し平均購入単価を抑える投資手法です。

ドルコスト平均法で積み立てることで、確実にチャートの底でも掴むことができます。まさに「80点の投資法」ですね。
僕は毎月10万円をドルコスト平均法で、積み立てています。

ドルコスト平均法についての詳しい内容は、以下の記事で解説をしています。

一括投資は「−5%ルール」で購入していく

問題は、一括投資をするタイミングについて。

一括投資するための「目安」があれば・・・

と悩む人も多いでしょう。

そこで先ほどの動画の中で紹介されているのが、「−5%ルール」です。

「−5%ルール」とは?

先週の金曜日の終値から今週の金曜日の終値で−5%以上下落した場合に一括投資をする、目安のこと。

20年間・合計1069週を分析した結果、

・−5%以上下落した週は、1年で1.37回ある
・−10%以上下落した週は、約4年に1回ある

ということがわかりました。以上からも1週間で−5%〜−10%以上の下落が起こるというのは、かなり稀で、同時に一括投資のチャンスであることがわかります。

以下が20年間・1069週分を分析した表とチャートです。

引用元:投資塾
引用元:投資塾

疑問点1:他の投資商品に投資している場合は?

タイトルにもある通り、今回はS&P500に連動する商品の一括投資の目安として「-5%ルール」があるという話をしました。では、S&P500以外の商品に投資している場合はどうでしょうか?

投資塾さんは、S&P500の指数を基軸に考えるべきと、答えています。

理由は、世界の株式はアメリカを中心に動いているから。
アメリカ株が暴落すれば、他国の株価は暴落するように、ある程度の連動性がありますしね。

では具体的にどう考えていくか?ということなんですが、例えばQQQに投資をしている場合。
QQQが週間ベースで、-10%の下落があった一方、S&P500は、-4%の下落でとどまったとします。

この場合は、S&P500の指数を基軸に考えると、「-4%」の下落なので、QQQへの一括投資は避けます。

一方でQQQが週間ベースで−10%の下落に対して、S&P500が−6%の下落があった場合は、「一括投資」のGOサインです。
これが、S&P500の指数を基軸に考えるということですね。

疑問点2:-5%の下落があった時にいつ注文を出すべきか?

-5%ルールは、先週の金曜日の終値から今週の金曜日の終値で-5%以上下落した場合に買い増す、とお伝えしました。

しかしS&P500投資信託の場合、リアルタイムで値がつくわけではありません(NY市場の終値が約定価格になる)
なので、注文は金曜日の先物市場を見て、金曜日中に早めに注文を出しておくか、最悪月曜日に注文を出してもOKです。

投資塾さん曰く、いくらで買えたかよりも暴落時に買えたか買えなかったかという「事実」が重要とのことです(名言)

疑問点3:一括投資でどれくらいの金額を投入する?

動画の中では、月のつみたて金額の1年分を一括投資に回すと解説がされていましたが、正直金額については、自分のキャッシュポジションと相談だと思います。

僕の場合だと、毎月10万円×12ヶ月分の120万円を-5%下落時に、一括投資するとなると、流石に金額の大きさに腰が引けますし、すぐに資金も底をつきそうです。

なので僕の場合は、一度に投資できる金額は50万円に設定をします。
上限50万円が自分のキャッシュポジション的にも、一度に拠出できる金額の許容度的としても適切な金額だと思っています。

ここは皆さんも、自分のキャッシュポジションや、一度に拠出できる金額の許容度を自分で探って、決めてみてください。

「つみたて+一括」投資のシミュレーション

では「つみたて+一括」投資のシミュレーションを、「つみたてのみ」のシミュレーションと比較してみましょう。

「つみたて+一括」投資の条件

・期間:2000年1月〜2020年6月
・つみたて金額:$50/週
・一括投資金額:$26,000【週間ベース−5%時に、月投資額×1年分(52週間)を投資】

「つみたて」投資の条件

・期間:2000年1月〜2020年6月
・つみたて金額:$50/週
・一括投資金額:なし

結果はこうなります。

評価益率を見ると、「つみたて+一括」投資が「つみたて」投資と比べて20%以上も高いことがわかります。

やはり「つみたて+一括」投資の方が、投資パフォーマンスは高いですね。
あとは暴落時でも淡々と買い続けることが「メンタル」が重要です。

最後に

あくまでこれは過去20年のデータから見た一括投資のタイミングですので、今後の20年も同じようなパフォーマンスが発揮できる保障はありません。

ドルコスト平均法でも十分パフォーマンは発揮できます。

しかし暴落時に買い増しをして、資産拡大を狙いたい人にとっては、一括投資をする上でかなり参考になるデータなのではないでしょうか。

もしより詳しい「−5%ルール」の詳細を知りたい方は、ぜひ以下の「投資塾」さんの動画を見てみてください。
かなり勉強になります。

投資塾さんの動画一覧

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この記事を書いた人

関関同立▶日系大手メーカーに就職。
30代の内に金融資産3750万円を築いて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円で生活する「サイドFIRE」を目指して、日々奮闘中です。

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