FIRE達成に重要な5つの条件【最速で経済的自立を実現する】

FIREとは「経済的自立・早期退職Financial Independence, Retire Early)」の意ですが、今回はFIRE達成に重要な5つの条件について解説していこうと思います。

目次

FIRE達成に重要な5つの条件

条件1:FIREを達成したい目的を定める

まずはFIREを達成したい目的を定めます。なぜあなたはFIREを達成したいのでしょうか?

  • 自由な時間を確保して自分のやりたいことを実現するため
  • 今すぐこのツライ仕事から抜け出すため
  • 移住がしたくてある程度の金銭的余裕を確保しておきたいため

FIREを達成したい目的は色々あると思いますが、この目的が明確になっていないと投資へのモチベーションは続きません。

これは勉強に置き換えるとわかりやすいですが、ただ闇雲に勉強していても続かないのと同じです。
「志望校に合格する」という最終的な目的があるから、日々の勉強に励むことができます。

投資も全く同じで、目的がないと暴落時に狼狽売りしたり、色々と理由をつけて投資をやめてしまうということが起こります。

FIREはあくまで手段なので、FIREを通して何を実現したいのかを今一度振り返ることを、まず最初にやっておくことをオススメします。

条件2:FIRE達成に向けた試算をする

次にFIRE達成に向けた試算もやっておきましょう。
そもそもFIRE実現には、生活費の25年分の資金を確保する必要があります。

ということは、まず自分自身の生活費を把握しておかないといけません。
以下は毎月の生活費から見るFIRE実現に必要な資金の一覧です。

縦軸が毎月の生活費で、横軸が税引き後の利回りになります。

例えば、毎月の生活費が20万円で、S&P500に連動する投資信託を購入する場合、大体税引き後の利回りは5%程度になります。ということは、4800万円がFIRE実現に必要なおおよその資金という計算ができます。

そして、4800万円の目標資産を達成するために、例えば月5万円の積立金額で、どれくらいの期間で達成するのかを試算した結果がこちら。

積立金額や積立期間は、投資の目的や現在の年齢、現在の経済力によって変わります。
なので、条件1で考えたFIRE実現の目的を自身の年齢や今の経済力に照らし合わせて、いつまでに達成したいのかを考えてみてください。

上記のシミュレーションは、楽天証券の以下のサイトでできるので、ぜひ活用してみてください。

ちなみに試算をした結果、「フルリタイアは実現するのは難しい・・。」となる人は結構多いと思います。
その場合は、「サイドFIRE」という選択肢もアリです。

サイドFIREというのは、生活費の半分を不労所得、もう半分を労働所得で賄うという考え方です。

サイドFIREであれば、FIRE目的を早期に実現することが可能になります。
僕も平凡サラリーマンですので、サイドFIRE実現に向けて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円を目指して、資産運用しています。

サイドFIREの魅力については、以下でも詳しく解説をしています。

ちなみに以下は、僕のサイドFIRE達成に向けた資産目標です。

条件3:支出の最適化を図る

FIRE達成に向けては、毎月の生活費をいかに減らせるかが重要です。
そのために自分の無理のないように、支出を最適化していく必要があります。

支出を最適化していく上で、まず一番に取り組みたいのは、固定費の削減です。
なぜなら固定費が、一番目に見えて支出削減の効果が出やすく、削減の苦労が少ないからですね。

僕の場合もまずは、毎月のスマホ代の見直しや無駄なサブスクの解約から行い、毎月の固定費を約1万円減らしました。
年間で直すと約12万円ですから、かなりの削減効果ですね。

固定費の見直しについては、以下記事で詳しく解説しているので、興味のある方は見てみてください。

また普段から現金を使う人は、月の生活費を給料日の次の日に全て引き出して、管理していく方法がオススメです。
毎月の生活費を可視化することで、かなり無駄遣いを減らすことができます。

無印のパスポートケースを使ったやり方が非常に有効なので、ぜひ興味のある方は実践してみてください。

条件4:収入を最大化する

そして、毎月の投資への投下資金をより高めるために、収入を最大化させることも大事です。
収入を最大化させるためには、大きく以下3つの方法があります。

  1. 給料アップを狙って転職する
  2. 今働いている会社以外からの収入を得る(収入の複線化)
  3. 自ら起業する

この内一番取り組みやすいのが、今働いている会社以外から収入を得る方法です(つまり副業ですね)
その副業にも大きく2つの収入を得る形態があります。

  1. ストック型副業
  2. フロー型副業

1のストック型副業は、仕組みを構築して自動的に収入が得る副業です。
例えば、ブログやYouTube等があります。

ある程度収益化に時間はかかりますが、収益を生むコンテンツとそれが閲覧される仕組みができれば、自動的に収入が得られるようになります。

2のフロー型副業は、労働をして収入を得る副業です。
例えば、せどりやライターの仕事等があります。

ストック型副業より時間はかからず収益を得ることができますが、自分が働き続けないといけません。

両方とも一長一短ですが、まずは興味のありそうなことに片っ端から取り組んでみることがオススメです。

実行して失敗しながら学ぶことで、自分の向き不向きがわかるようになり、それが自分の血となり肉となります。
僕の場合もまずは興味のありそうなブログから始めてみて、こうして記事を書きながら、色々と試行錯誤を重ねて収益化できています。

まずは色々悩んでるより、実行してみるほうが意外に近道だったりします。

収益化できるブログの始め方については、以下の記事で解説をしています。

条件5:投下金額を最大化する

4で収入を最大化できたら、投資への投下金額を最大化していきます。
投資への投下金額が最大化できれば、あとは複利の力で雪だるま式に資産は拡大していきます。

なぜ貧富の差が激しくなるのかというと、金持ちは莫大な資産を複利の力で雪だるま式に転がし続けるからです。
貧しい人は必死に労働して、最低限の生活費しか稼げませんが、金持ちは働かずとも莫大な資産を複利の力で資産運用するので、勝手に資産が貯まっていき、結果貧富の差が拡大していきます。

なので金持ち側に回るには、いかに投下金額を最大化して、資産運用できるかが大事になってきます。
投下資金が少なければ、雪だるまはなかなか大きくなっていきません。

また投資をする時に悩むのが、現金と投資の割合についてです。

これについては、僕個人の考え方としては、年齢に応じた現金資産の分配が良いと思っています。
例えば今30歳の場合は、現金資産:株資産=3:7という感じです。

この保有資産の割合については、以下の記事で詳しく解説をしているので、興味のある方は読んでみてください。

最後に

FIRE後の収入の獲得方法は、大きく2つの方法があります。

  1. インデックス投資で積み上げた資産を取り崩す方法
  2. 高配当株投資でインカムゲイン(配当収入)を得る方法

FIREを計画にあたり、どっちの投資でいくか迷う方が結構いると思いますが、結論、僕は両方やることをオススメしています。なぜなら、両方の投資方法のメリットを享受できて、リスク幅を抑える効果があるからです。

詳しくは以下記事で解説をしているので、興味のある方はぜひどうぞ。

インデックス投資と高配当株投資の基本については、以下の記事を載せておきます。

インデックス投資編

高配当株投資(ETF)編

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この記事を書いた人

関関同立▶日系大手メーカーに就職。
30代の内に金融資産3750万円を築いて、不労所得12.5万円+労働所得12.5万円で生活する「サイドFIRE」を目指して、日々奮闘中です。

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